子どもの最終身長予想の法則

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メディカルサロン風本真吾の訓え

小児科領域では、両親の平均身長から算出する手法や成長曲線に記入する方法が用いられていますが、背の伸びを見守る医療においては役立たないことが多く、混迷しているご両親の姿を見て、研究を重ね、西暦2000~2002年ごろに下記の訓えをまとめ、臨床現場で活用するようにしています。

子どもの最終身長予想の法則

第一条

最終身長の平均は男子で171cm、女子で158cmである。

第二条

4歳0ヵ月の時点で、100cmより5cm低い子供は、その後の発育が普通なら、最終身長は平均より5cm低くなる。100cmより5cm高い子供は、その後の発育が普通なら、最終身長は5cm高くなる。
一般に、4歳0ヵ月の時点で、100cmよりNcm低い(高い)子供は、その後の発育が普通なら、最終身長は平均よりNcm低く(高く)なる。

第三条

第二次性徴期の始まりは男子で11歳6ヵ月、女子で10歳0ヵ月である。
第二次性徴期の始まりが1年早くなると最終身長は5cmロスする。
第二次性徴期の始まりが1年遅くなると最終身長は5cmゲインする。
一般に、第二次性徴期の始まりがN年早く(遅く)なると、最終身長はN×5cm低く(高く)なる。

第四条

4歳から10歳前後までは、毎年5~6cm伸びる。小食の子供は4~5cmの伸びになり、毎年1cmずつロスする。よく食べる子供は6~7cmの伸びになり、毎年1cmずつゲインする。よく食べても動き回る子供の場合は、そのバランスによる。

第五条

「いじめにあっていた」「環境が激変した」「ストレスや悲しい出来事があった」「部活のキャプテンになってとりまとめが大変だった」などが、一時的に身長の伸びをロスさせることがしばしばである。

第六条

第二次性徴期の始まりは、男子は睾丸がやや大きくなり垂れ下がること、女子は胸が膨らみ始めることである。

第七条

第二次性徴期が始まるとその後に、よく伸びる2年、止まりゆく3年を迎える。この合計5年間で通常の発育なら、男子では25cm、女子では22cm伸びる。

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院長:風本真吾

略歴

平成元年 慶應義塾大学医学部卒業
2年間研修医を経て同医学部内科大学院へ
平成4年 四谷メディカルサロン(現四谷メディカルクリニック)開設
現在に至る