この運動なら続けられるというものを発見しました

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風本真吾の健康談話 vol.44

この運動なら続けられるというものを発見しました

私は自己の生涯テーマの一つとして「栄養過剰時代における体重管理指導」を掲げています。
大学病院の内科外来を担当していたときに、健康保険の病院の外来では実効性のある体重管理指導はできない、と見切ったことがその始まりです。

医療用の食欲抑制剤を利用することにより、ダイエット指導を確実なものにしていきますが、食欲抑制剤の使用はごく短期です。その短期間の間に、体重管理学の原理原則、実効的実践方法などを指導教育することが、このダイエット指導の医療の実態になります。
長年、私を困らせていたのが、運動の在り方です。運動によって身体の筋肉系の活性化に取り組んだ方が、体重管理が易しくなるのは当然のことです。また、運動というものは、肝臓からの血糖動員を伴うので、低血糖の防止になり、食欲抑制効果にも関連するのです。
本能的に体を動かすのが好きな人は、週に1~2回など、定期的にジムに通って運動してくれます。そのような人は、太りすぎて困るということはまずありません。
日常生活の中で運動しないという人が、ダイエット指導を求めて訪れるのです。本能的に運動したくないのですから、その人に「継続的に運動してもらう」ことは至難です。ちょっとやってもすぐに、やらなくなります。体重管理というのは、一時的に体重を落として喜ぶ、などというものではなく、生涯にわたる理想体重へのフィットが目標でなければいけません。

本能的に運動嫌いの人は、フィットネスクラブに通うというのは決して続きませんし、1日たった5分でいいからステッパーをやってください、と言ってもやってくれません。エアロバイクを買う人は、運動嫌いの人が一念発起したときに限りますが、一時的な一念発起ですから、続けている人はまずいません。続ける本能を持つ人は、エアロバイクを購入する必要性を感じないのです。
そんな人々に、「これなら続けられる」という思いで、最近指導し始めたのが、以下に述べる「最高速度ウォーキング」です。

最高速度ウォーキング

この運動は、改めて運動のための時間を作る必要はありません。日常の出勤や、お出かけなどで、普通に歩く時の歩き方に工夫を加えるだけなのです。たった1分でも効果は表れます。
その歩き方を説明します。「最高速度ウォーキング」と名付けるのだから、早歩きであることは間違いありませんが、その速さが違います。
優雅に大股で歩くのではなく、やや腰の位置を落として、体重を前に移し、地面の上をすべるように素早く足を動かします。腰を低くすると膝をピンと伸びる瞬間はなくなります。決して走るのではなく、両足ともが地面を離れる瞬間を作ってはいけません。
そして、10~20メートル先に歩いている人を見つけたら、その人を追い越すことを目標にして、大急ぎで足を動かします。追い越したら、次の追い越し目標を見つけます。
そうすると、冬でもものの1~2分で汗ばんできます。歩くことによって消費エネルギーを増やしているだけでなく、競争心的なものが伴って、筋肉細胞内の急速代謝活性が起こり、細胞内ストックの酸素が一気に消費され、エネルギー産生を高めるために、ミトコンドリアが増殖し、ダイエット体質へと変貌することもできます。
腰を低くして膝を伸ばさないようにすると、大腿全部の筋肉が鍛えられます。そうすると、今度は、将来の膝の痛みを予防することになるのです。

私はこの歩行を、前述のように「最高速度ウォーキング」と名付けました。この運動は、日常生活そのものの中で、歩いている時間を短縮して、目的地への到達時間を早め、その結果、目的地での有意義な時間を増やすことにも役立ちます。「時間を作ってジムに行く」「時間を作ってステッパーをやる」というのではなく、「歩くのに要する時間を早めて有意義な時間を増やす」という感覚が継続の心理的エネルギーになるのです。
すぐ近所のクリーニング屋やコンビニに行くときも、この最高速度ウォーキングを行うのです。歩くときに指先をぴんと伸ばして、腕を素早く振ることを意識するのが一つのコツです。
どこかの施設に行って運動するわけではないですから、今すぐ、日常生活そのもので実行することができます。知人と一緒に歩くときは、知人にはゆっくりと歩いてもらい、自分は最高速度ウォーキングを行い、20メートルほど引き離したところで、止まって立って待っている、というのもOKです。「これをマックスウォーク&ウェイト」と名付けます。
しかも、「高収入の人ほど歩くのが早い」という有名なデータもありますから、何かいいご利益がありそうな気もします。

体重が気になりだしたら、この最高速度ウォーキングに取り組んでください。なお、効果を倍増させるためには、メディカルサロンの「ビタミンC&クロム」を摂取しておけばいいです。知っている人はすぐに、その効果がピンとくると思います。

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四谷メディカルクリニック
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院長:風本真吾

略歴

平成元年 慶應義塾大学医学部卒業
2年間研修医を経て同医学部内科大学院へ
平成4年 四谷メディカルサロン(現四谷メディカルクリニック)開設
現在に至る