身長の伸びをロスするとき<4>

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風本真吾の健康談話 vol.40

身長の伸びをロスするとき<6>

メディカルサロンでは、あるプライベートドクターシステムの会員からの相談をきっかけに、「子供の背を伸ばす」を深く研究することになり、20年ほど前から診療に実践応用しています。依頼者とのコミュニケーションを深める中で、その診療手法は年々進歩していきます。

ここでは、幼少期から大人に向かう身長発育にあたって、
「背の伸びはこんな時にロスしてしまう」「こんなことがあれば背の伸びは悪くなってしまう」
をまとめました。数回にわたって発表していきます。

よく伸びる2年のダイエット

よく伸びる2年に体重が増えないのはいけませんが、ダイエットに取り組むのはもっといけません。しばしば見かけるのは、クラシックバレエです。バレエの先生に、「太るな」と言われてて、食べる量を制限してしまうと、背の伸びは極端にロスします。この時期は、運動による消費エネルギー分は炭水化物でしかりと取って、そのうえでタンパク質を多めにとって、背の伸びのことを十分に意識しなければいけません。

「よく伸びる2年」は肉類や乳製品を中心に、思い切って食べることが大切です。ダイエットして伸び率が急低下しても、食べる量を増やせば、伸びる力は回復します。ただし、よく伸びる2年は期間に限りがありますので、ロスした分を取り戻すことはできません。

「止まりゆく3年」の大豆食品の食べすぎ

よく伸びる2年を終えると、止まりゆく3年に入ります。よく伸びる2年で性発育が完成しています。「止まりゆく3年」には、女子で生理が始まり、男子では精通があります。
性発育が完成したことにより、性ホルモンが体内をめぐるようになって、その影響で骨端線の閉鎖が始まります。骨端線部分の軟骨細胞の分裂増殖が抑制されると同時に、血中の幹細胞が骨端線エリアに入ってこなくなります。その結果、止まりゆく3年の最初の1年は、4~5cmの伸びになり、次の1年は2cmの伸びになり、最後の1年で1cmの伸びで、以後、背の伸びはほぼ止まります。
この時期は、背の伸びに関しては、デリケートな時期になります。ちょっとしたことで伸びをロスすることがしばしばです。その一つが、大豆食品、特に納豆の食べ過ぎです。
大豆には、イソフラボンという成分が含まれています。これが女性ホルモンと同様の作用をします。その影響で、骨端線の細胞分裂が抑制されてしまうのです。

「止まりゆく3年」で、「本来は5cm伸びる時期に2cmしか伸びていなかった」など、急に伸びが悪くなった子供がいれば、私は必ず、大豆食品を食べ過ぎていないかどうかを聞き出します。すると、「毎日、納豆を2パック食べていました」「納豆が大好きで、頻繁に食べています」などの回答がしばしばです。その場合、納豆をやめると伸びが回復します。納豆は、ビタミンKがあまりにも豊富なので、その影響で骨芽細胞から骨形成を促進するオステオカルシンが分泌され、骨端線の軟骨細胞が十分に肥大化する前に骨化してしまうのでしょう。

性発育が完成したころから背の伸びが止まるまでは、大豆食品は控えるようにしてください。背を伸ばす医療来院している子供には、納豆、みそ汁、豆腐、豆乳、枝豆などの大豆食品は完全に中止します。醤油などの調味料はやむを得ず許可しています。

部活のキャプテン

ちょっとしたことで伸びが止まってしまう、デリケートな「止まりゆく3年」は、子供が中学2年生から3年sネイになっていることが多いものです。この時期に、部活のキャプテンになる子がいます。部活のキャプテンになると、とたんに背の伸びが止まってしまう子がたくさんいるのです。
同輩、後輩、を取りまとめる苦労は、子供にとって想像以上にストレスであり、プレッシャーなのだと思います。精神的なストレス、プレッシャーがあると、血中の幹細胞が活性度を失い、骨端線に入ってこなくなるのでしょう。

この場合、キャプテンをやめなさい、というわけにはいきません。そこで、利用しているのは、緑茶成分のテアニンです。テアニンには、脳内の視床下部を安定化させる作用があり、ストレス、プレッシャーがあっても、身体への悪い影響を最小限に食い止めることができます

緑茶を常用するのもいいですが、カフェインの摂取が背の伸びにプラスになるかマイナスになるかが不明ですので、警戒せざるを得ません。そこで、テアニンをサプリメントで利用するのですが、それで伸びる力が回復した子供はたくさんいます。

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院長:風本真吾

略歴

平成元年 慶應義塾大学医学部卒業
2年間研修医を経て同医学部内科大学院へ
平成4年 四谷メディカルサロン(現四谷メディカルクリニック)開設
現在に至る