身長の伸びをロスするとき<3>

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風本真吾の健康談話 vol.36

身長の伸びをロスするとき<3>

メディカルサロンでは、あるプライベートドクターシステムの会員からの相談をきっかけに、「子供の背を伸ばす」を深く研究することになり、20年ほど前から診療に実践応用しています。依頼者とのコミュニケーションを深める中で、その診療手法は年々進歩していきます。

ここでは、幼少期から大人に向かう身長発育にあたって、
「背の伸びはこんな時にロスしてしまう」「こんなことがあれば背の伸びは悪くなってしまう」
をまとめました。数回にわたって発表していきます。

身長の伸びをロスするとき<1>
身長の伸びをロスするとき<2>

朝食を抜く

朝、あわただしく準備しているために、朝食を抜いてしまう子供がいます。子供は体育の時間などもあって午前中の消費エネルギーが大きいので、朝食を抜くとカロリーの問題だけでなく、背の伸びをロスします

午前中の活動に必要なエネルギーは、朝食で摂取した栄養分のうち、炭水化物が吸収されて、血液中に高まったブドウ糖でまかなっています。そのブドウ糖が、脳や筋肉に取り込まれてエネルギー源になっているのです。
朝食を抜くと、そのエネルギー源がなくなります。そこで、人体は、肝臓に蓄積されたグリコーゲンを分解して、血液中にブドウ糖を送り出します。過去の蓄積物を消費して、身体の維持エネルギーにする、という化学反応が生じると、人体には強力な防御システムが働き、その結果、背の伸びを止めて身体を守ろうとします。
体内のストックを消費している際にまで、背を伸ばす反応を起こそうとしない、と言えばわかりやすいかもしれません。

朝食を抜くのに慣れてしまった子供もいます。そんな子供は、罪悪感からか「朝食べると気持ち悪くなるから」と主張しますが、これは慣れの問題です。きちんと食べることに慣れると、胃具合が気持ち悪くなるどころか、朝食を食べなければ、午前中にお腹がすいて我慢できない、という身体になります。

問題は、寝坊癖があって、食べる時間がないという場合です。その場合、血中のブドウ糖濃度を高めれば、とりあえずの対策になりますから、朝にジュースなどを多めに飲んで対策としてもかまいません。

クラス替えの直後

春4月になると、背の伸びが急によくなる子供もいれば、伸びが急に悪くなる子供もいます。その理由は、クラス替えによる環境の変化です。嫌いなクラスメイトが同じ組になると伸びが悪くなり、逆にクラス替えで嫌いなクラスメイトから解放されると伸びがよくなります。このことからも、子供の背の伸びには、感情や情動の影響を受けていることがわかります。感情というのは、喜怒哀楽。情動というのは、「不安だ」「ストレスだ」「イライラする」「落ち着かない」などの心の状態です。
骨端線部分に幹細胞が入り、そこで軟骨細胞に分化して分裂増殖することにより、骨は長くなります。幹細胞の働き、あるいは、軟骨細胞の分裂増殖に影響を与える因子が、感情、情動の中枢である脳の視床下部から発されているのだと思います。

感情、情動の問題で伸びが悪くなった場合、視床下部を安定させてあげると伸びが回復することがしばしばです。医薬品で精神安定剤は多種ありますが、子供にはあまり使うべきではありません。

子供には、緑茶成分の「テアニン」が、安全性が高くて安心して利用できます。茶道で「わび、さび」を演出する緑茶には、視床下部を安定させ、心を落ち着かせるテアニンが豊富に含まれています。このテアニンの投与により、情動問題で背の伸びをロスしている状態から脱却できるのです。
(メディカルサロンでは「イチョウ葉&テアニン」をすすめています)

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院長:風本真吾

略歴

平成元年 慶應義塾大学医学部卒業
2年間研修医を経て同医学部内科大学院へ
平成4年 四谷メディカルサロン(現四谷メディカルクリニック)開設
現在に至る