「しんどいなあ」「疲れるなあ」と思うとき

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風本真吾の健康談話 vol.32

「しんどいなあ」「疲れるなあ」と思うとき

ここ2~3日、急に「しんどいなあ」「ずっと眠いような、妙なしんどさだなあ」「だるくて身体が重くて、動く気分にならない」ということがあります。ときには、「熱っぽいなあ」ということもあります。「咳が出る」や「喉が痛い」などはありません。そんなとき、身体には何が起こっていると思いますか?

ヘルペスウイルスの増殖

たいていは、ヘルペスウイルスの増殖です。脊髄の神経節や顔の三叉神経の神経節に潜んでじっとしていたヘルペスウイルスが増殖を始めているのです。その増殖中に強い疲労感を感じるのです。
十分に増殖しきると、皮膚の関連領域に水疱状のヘルペス発疹ができます。ヘルペス発疹ができると、しんどさは徐々にひいていきます。「熱の花が噴き出したら、ラクになっていく」という表現をする人もいます。
ヘルペス発疹は胸や背中に集族して現れることもあります。帯状疱疹と言われます。口唇周囲や陰部に単発で現れることもあり、これを単純疱疹と言います。国の中や舌にできることもあります。それは、口内炎や舌炎と言われます。口内炎がよくできる人は、いつも疲れている感じを自覚しています。
その疲労感が生じるきっかけのほとんどは、睡眠不足か長距離移動です。そのどちらかをきっかけとして免疫力が低下し、潜んでいたヘルペスウイルスが増殖を始め、何とも言えない、眠いような、いつまでも眠っていたいような、だるい、しんどい、という疲労感が生じるのです。

ときどきヘルペスウイルスが増殖するために、しんどい思いをしている人にはいい予防法があります。日ころから、サプリメントでキノコ成分の「β(べ―夕)-グルカン」を摂取しておくのです。微生物を封じ込める免疫力が強くなり、ちょっとやそっとではウイルスは増殖しなくなります。メディカルサロンの
べ―タグルカン&カルシウム」を1日に10~20粒とるようにしたら、口内炎ができなくなったという人はたくさんいます。

飲酒量と体重

ここ1~2か月、ずっと疲れているという人がいます。そういう人にまずチェックしてほしいのは、飲酒量と体重です。
毎日お酒を飲んでいると、睡眠が深くならなくなります。お酒を飲むと寝入ることができるので、お酒は睡眠によいと議違いしている人がたくさんいます。実は逆なのです。睡眠中の疲労回復効果は、お酒を飲むと弱くなります。だから、毎日飲酒している人は日中に眠くなります。
疲労感が続くと悩んでいる人で、毎日飲酒している人は、思い切って禁酒してみてください。朝起きたときに、若いころの「まだまだ眠っていたい感じ」が現れて、あの頃を思い出します。そして、日中の眠気が消失します。お酒を飲み続けなければいけない場合には、プラセンタのカプセル製剤をお出しします。
体重が2~3kg増えると疲労感が高まります。腰の周りに2kgの砂袋を巻き、1日生活すると、夕方にはどっと疲れが出るでしょう。それと同じです。疲れをとるために「もっと食べなきゃ」と逆効果なことを思っていることもしばしばです。
高齢者が「牛乳を飲むと健康にいい」と聞いて、毎日牛乳を飲むようにしたところ、体重が3kg増えて疲れるようになった、というのはよく見かけます。
単なる重みの問題もありますが、急に体重が増えたときは、アラキドン酸系の脂肪が増え、微小循環血流が悪くなっていることも原因です。目の下にクマができて、なんとなくさえない顔貌になります。この場合は、EPAのサプリメントをとりながら、体重を2~3kg落としてください。すぐにラクになり、体調がよくなったと実感されます。
体重が増えて疲れているのだなと見切ったとき、診療現場では、食欲抑制剤10日分とサプリメント「EPA&DHA」を出します。それで解決です。

意欲の低下

意欲が低下すると人は疲労を感じます。ストレスやプレツシャーがあるときの疲労感は、たいていは意欲の低下が原因です。起床時からもう疲れています。「いいことがありそうな予感がして、頑張るぞ!!」と意気込んでいるときは、人は疲労を感じません。その逆のときには、強い疲労感を感じるのです。
この場合、医薬品では「成長ホルモン」が効果的です。ポジティブになって、チャレンジ精神と意欲がわいてきます。だから疲労感が吹っ飛びます。
ストレスで脳が落ち着きをなくして意欲が低下している場合は、脳を鎮静化させるために、緑茶成分のテアニンが有効です。サプリメントでは、「イチ∃ウ葉&テアニン」を出します。

考え事が増えすぎて脳疲労がたまっているときは、睡眠が不調になりがちです。その結果、全身の疲労感が現れます。そんなときに睡眠不調を訴えて病院に行くと、たいていは睡眠薬を処方されますが、その睡眠薬は飲まないほうがいいです。
人だけでなく、動物は筋肉の疲労をとるために睡眠をとります。脳を使いすぎて筋肉を使わなければ、よい睡眠をとれなくなるのです。その結果、全身の疲労になります。こういうときは、思い切って運動して筋肉を疲れさせてください。ぐっすり眠れると同時に、全身の疲労も吹っ飛びます。
日頃は眠れないけれど、ゴルフをやった日はよく眠れるという人がたくさんいますが、これも筋肉疲労を作ったので「よく眠れる」という問題です。日常生活に応用してください。

「疲れを知らず」は健康管理の基本です。疲れるときは、「年のせいだ」と思わず、ビンポイントで原因を特定して、疲れを吹っ飛ばしてほしいものです。

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四谷メディカルクリニック
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院長:風本真吾

略歴

平成元年 慶應義塾大学医学部卒業
2年間研修医を経て同医学部内科大学院へ
平成4年 四谷メディカルサロン(現四谷メディカルクリニック)開設
現在に至る