突発性難聴、めまい、耳鳴り

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風本真吾の健康談話

突発性難聴、めまい、耳鳴り・・・私自身が経験して(1)

難聴、耳鳴りで悩んでいる人は大勢います。有効な治療法はありません。治療どころか、原因さえ分からないことがほとんどです。それほど、耳の奥の部分、聴覚器官に関しては解明されていないのです。

突発性難聴という病気があります。ある時突然、片方の耳が聞こえなくなるのです。たいていは平衡感覚障害が伴うので、立っていると、あるいは座っていてもめまいがして倒れてしまいます。フラフラとしてまっすぐに歩けません。

めまいの際いには吐き気が伴います。有名な歌手がこの病気にかかって話題になったことがあります。原因は不明で、ストレスや過労などといわれますが、本当がどうかわかりません。
平成27年11月4日、なんとこともあろうに、この私(風本)がこの病気にかかりました。「医者が病気になると、こんな風な考え方をするのだ」という内容も込めて、語ってみたいと思います。

朝、まったく普通に起き、歩いて地下鉄の駅に向かいました。当然、何の症状もなく、いつもどおりでした。
改札を通るときに、「あれ、ちょっとフラつくかな」という気分になりましたが、急に身体の向きを変えた時にはときどきあることくらい思い、電車に乗り込んで座りました。
すると間もなく、右耳に突然「ボーン」という低い音が響きました。右耳に水が詰まったような感覚です。プールで耳に水が入った時のように、右耳を下にして、頭をゴンゴンと叩いてみました。しかし、よくなりません。
同時に、右耳が聞こえないような気配を感じました。だんだんと、「これはもしかして、第8神経がやられたかな」という気分になってきました。

耳の奥を写真で見ると<図1>のようになっています。

音を聞き取る器官を「蝸牛(かぎゅう)」といい、その奥に身体の平衡感覚をつかさどる器官の「三半規管」があります。両者からは脳に向かう神経があります。
私が感じている症状は、難聴です。それも突発性に出現しています。蝸牛から脳に向かって伸びている神経を「蝸牛神経」といいます。蝸牛に異変が起こったのか、それとも蝸牛神経に異変が起こったのか。私は冷静に考えました。
すると、思い出されるのは、改札を通るときの「ちょっとしたフラフラ感」です。これは平衡感覚をつかさどる三半規管そのものか、三半規管から出る前庭神経と言う神経の異変です。ということは、この蝸牛神経と前庭神経が合体する神経の問題であると考えられます。
蝸牛神経と前庭神経は途中で合体して、内耳道を通って脳に入っていきます<図2>。

合体した神経を内耳神経といい、この神経が何かの拍子で失調状態になると、難聴と平衡感覚の異常が同時に起こります。内耳神経は脳に侵入していきますが、脳の上から8番目に出入りするので、第8脳神経といわれます。それらのことを瞬間的に分析して、「第8脳神経がやられたかな」と感じたのでした。

次号につづく

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院長:風本真吾

略歴

平成元年 慶應義塾大学医学部卒業
2年間研修医を経て同医学部内科大学院へ
平成4年 四谷メディカルサロン(現四谷メディカルクリニック)開設
現在に至る